胸部CT画像における「AI画像解析受託サービス」のトライアル提供を開始

東京 |  2019-04-11

シーメンスヘルスケア株式会社(東京都品川区、代表取締役社長: 森 秀顕 以下、シーメンスヘルスケア)は、医療機関において飛躍的に増加する画像診断業務に対して、AI技術*1によって画像解析処理をする胸部CT画像を対象とした「AI画像解析受託サービス」を本年6月をめどに開始します。本サービスはトライアルとして期間限定で提供され、当社のAI技術に対する市場評価の獲得と、クラウドプラットフォームの利活用推進を主な目的としています。

このたび提供する「AI画像解析受託サービス」は、シーメンスヘルスケアが医療機関から胸部CT画像の解析を受託、受け取った画像の「肺結節の検出および測定」、「大動脈の直径の測定」などを「AI-Rad Companion(エーアイ・ラド・コンパニオン)」と呼ぶディープラーニング(深層学習)技術を用いて開発したAIソフトウエアで解析し、成果物としてレポートを生成・提供するサービスです。AI-Rad Companionは、一回の胸部CT撮影で得られる画像から、肺や心臓、大動脈など、複数の部位を一度に解析できるソフトウエアです。

本サービスの利用には、当社が提供するクラウドサービス「teamplay」(チームプレイ)の接続環境下であること、さらにteamplay上で画像共有をするためのアプリケーション「teamplay Image」(チームプレイ・イメージ)を利用する*2必要があります。

本サービスの主な流れは以下の通りです。

① 医療機関の担当者が胸部CT画像をteamplay Imageに送信する
② シーメンスヘルスケアのエンジニアがteamplay Image上で同画像を受領し、AI-Rad Companionを用いて解析処理を行う
③ シーメンスヘルスケアのエンジニアがAI-Rad Companionによる解析レポートを受託元の医療機関に送付する

なお、レポートには下記の解析結果が含まれます。

  • 肺における肺気腫率(LAA%)の計測
  • 肺結節の検出と大きさの計測
  • 心体積の計測
  • 冠動脈の石灰化検出、及び石灰化の定量化
  • 大動脈直径の計測、など

Siemens Healthineersは、1990年代から医療におけるAI技術開発に携わっており、マシンラーニング(機械学習)では500件以上、最新のディープラーニングでは100件の特許を取得しています。また、すでに40を超える製品やソリューションにAI技術が生かされています。今回のサービスは、Siemens Healthineersがグローバルで注力しているAIによる画像解析技術を国内のより多くの医療従事者にご体感いただくことを目的としています。また、お試しいただいた医療機関から具体的なフィードバックを得ることで、当社はAI技術のさらなる高度化を通して医療サービスの一層の向上に役立てる予定です。

シーメンスヘルスケアは、2019年4月12日(金)~14日(日)にパシフィコ横浜で開催される「2019国際医用画像総合展(ITEM 2019)」に出展し、本サービスの紹介も行います。ご来場の際には、ぜひ当社ブースへお立ち寄りください。


報道機関からのお問い合わせ先

シーメンスヘルスケア株式会社
コミュニケーション部 勝谷
TEL: 03-3493-7616, E-mail

関連製品・サービス情報

*1: 解析過程で本AIソフトウェアは自律的に学習を行いません。

*2: teamplayのクラウド接続費用とteamplay Imageの月額利用料が別途必要です。