多様なアプリケーションを搭載、高い経済性を実現する1.5T MRI装置「MAGNETOM Sempra」販売開始

東京|2017-04-11

シーメンスヘルスケア株式会社(東京都品川区、代表取締役社⻑兼CEO: 森 秀顕、以下シーメンス)は、ハイエンド3T MRI 装置と同等の多様な先進アプリケーションを搭載し、幅広い医療ニーズに応える1.5T MRI装置「MAGNETOM Sempra(マグネトム センプラ)」の国内販売を開始しました。⾼い臨床価値と経済性を両⽴する製品として、総合診療を標榜する医療機関や整形外科、脳外科に注⼒する施設向けに展開します。

現在、医療従事者を取り巻く環境は転換期を迎え、⾼い臨床的有⽤性はもちろん、検査数の増加や検査時の被検者ケアなど、さまざまな要求への対応が求められています。⼀⽅で約1,000件の医療施設を対象にした国内調査*2 では、総収⽀率100%未満の⾚字であった割合は平成27年度36%、平成28年度38%と医療施設は経営的に厳しい状態で、医療機器の導⼊費⽤や運⽤コスト削減も⼤きな課題となっています。MAGNETOM Sempra は、これら医療業界が直⾯する様々な課題やニーズに応えるために開発された製品です。

  • ハイエンド装置と同等のソフトウェアバージョンE11を搭載し、⾼い臨床価値を提供
    MAGNETOM Sempra は、MRI 検査をリードする先進的なハードウェアとアプリケーションによって医療機関のサービスの差別化に貢献します。軽量な⾼感度コイル「Tim4G」を搭載し、質の⾼い診断を可能にする⾼画質な画像を提供します。また、⾦属アーチファクトを抑制する「Advanced WARP」機能により、これまで検査が難しかった体内⾦属を有する被検者の検査が可能になります。
  • ワークフローの⾃動化により、安定した⾼画質を提供
    被検者の状態、年齢、体型、これまでの既往歴、操作するスタッフなど、画質に影響する要因はたくさんあります。MAGNETOM Sempra に搭載されたワークフローの⾃動化機能「DotGO」は、操作をシンプルにすることで検査効率の向上だけでなく検査のばらつきを低減し、安定した⾼画質を提供します。通常の検査はもちろん、夜間や救急などMRI 検査に熟練したスタッフが不在になりがちな場⾯でも検査のクオリティを担保できます。DotGO の⾃動位置決め機能は全MRI 検査の75%*3 に対応し、幅広い検査領域で検査効率の向上に貢献します。
  • 最⼤30%の電⼒消費削減とクラス最⼩レベルの設置⾯積により⾼い経済性を実現
    MAGNETOM Sempra は、装置稼働による液体ヘリウムの消費量をゼロにする「ゼロボイルオフテクノロジー」と「Eco-Power」技術を搭載しています。ゼロボイルオフテクノロジーの実現には、液体ヘリウムを効率的に循環させ、常にコンプレッサーを稼動させる必要があります。Eco-power 技術は、マグネット内の液体ヘリウム状態をモニタリングし、ヘリウムの循環が不要な時にはコンプレッサーを停⽌するシステムで、従来よりも電⼒消費を最⼤30%削減します。また、装置の最⼩設置⾯積はクラス最⼩レベルの28m2 のため、装置導⼊の初期費⽤削減や検査スペースの有効活⽤につながります。
  • わずか10 分の検査時間と静⾳技術「Quiet Suite」で被検者の負担を軽減
    MAGNETOM Sempra は被検者が⼊室後わずか10 分で検査が終了するような撮像シーケンスを搭載しています。⼩児や⻑時間ベッドの上に横たわるのが困難な被検者にとって検査時の負担を軽減し、検査騒⾳を最⼤97%*4 カットする静⾳技術「Quiet Suite」と合わせて被検者の快適性向上に寄与します。

シーメンスヘルスケアは、2017年4⽉14⽇(⾦)〜16⽇(⽇)にパシフィコ横浜で開催される「ITEM 2017(国際医⽤画像総合展)」に出展します。2016年5⽉に発表した新たなブランド「Siemens Healthineers」のもと、新デザインのブースでは、MAGNETOM Sempra を含む数多くの製品やサービスをご紹介します。展⽰会へご来場の際には、ぜひシーメンス展⽰ブースへお⽴ち寄りください。

報道機関からのお問い合わせ先

シーメンスヘルスケア株式会社 MSC 本部コミュニケーション部 本田
Phone: 03-3493-7630 E-mail

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