百日咳抗体測定キット「ノバグノスト 百日咳/IgM」「ノバグノスト 百日咳/IgA」の販売開始

東京 |  2016-10-21

シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長兼CEO:森 秀顕)は、百日咳抗体測定キット「ノバグノスト 百日咳/IgM」および「ノバグノスト 百日咳/IgA」の販売を本日より開始します。

百日咳は、百日咳菌という細菌による急性呼吸器感染症です。一年を通じて発生がみられ、患者の咳やくしゃみなどのしぶきに含まれる細菌によって感染します。
7~10日程度の潜伏期間を経て風邪症状がみられ、徐々に咳が強くなり、痰が出るのが特徴です。激しい咳は徐々におさまりますが、時折、発作性の咳がみられます。治療をしない場合は発症から回復まで数週間以上を必要とします。ワクチン未接種もしくは未完了の乳幼児が百日咳にかかると、激しい咳による呼吸困難や二次感染による肺炎の併発など、症状が重くなる確率が高くなります。また、無呼吸発作など重篤になることがあり、生後6か月未満では死に至る危険が高くなります。
しかし、現行ワクチンの免疫持続期間は4~12年とされ、近年、乳幼児期に接種したワクチンの効果が減弱した成人の感染が増えています。成人の場合、咳は長期間続きますが、比較的軽い症状で経過することが多いために放置されやすく、重症化しやすい乳幼児へと感染を広げてしまうことが問題となっており、感染拡大を防ぐために早期診断・早期治療が求められています。 

百日咳の確定診断検査には、鼻粘膜からの拭い液の一部を採取・培養して菌の存在を確認する菌培養検査、鼻粘膜の拭い液の一部を使った遺伝子検査、IgG抗体を測定する血液検査があります。
菌培養検査および遺伝子検査は早期診断が可能ですが、検出時期が初期のいっときに限定されること、治療による抗菌薬投与で菌が消失することなどにより、検出率が低いとされています。
IgG抗体検査はワクチンの影響を受けるため、確定診断には2週間の間隔をあけて2回検査を行うことが原則必要とされており、百日咳の早期診断は難しいとされてきました。

今回発売するノバグノスト 百日咳/IgMとノバグノスト 百日咳/IgAは、ワクチンの影響を受けないため、1回の検査で感染初期に発現する抗体を測定できる血液検査です。
IgM抗体は病日15日、IgA抗体は病日21日をピークに発現し、IgA抗体はIgM抗体よりも持続する事が国内臨床試験で確認されました。
ノバグノスト 百日咳/IgMとノバグノスト 百日咳/IgAは、望まれていた百日咳の早期診断に貢献します。 


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