操作性の向上と診断の標準化syngo.viaの導入でPET・CT読影環境を整備

2018-09-11

社会福祉法人 函館厚生院 函館五稜郭病院は、“安心・信頼・満足を患者さんと地域に”を理念に、地域の医療機関とも連携し急性期疾患、循環器疾患をはじめとした救急医療、がん医療を中心に地域に根ざした運営を行っています。同院では、2台稼働していたPET・CTの買い替えに伴い、PET・CT用読影環境の整備をされました。syngo.viaを用いた新しいPET・CT読影環境についてお話をうかがいました。

梶 智人 センター長

Q. 選定の決め手となったsyngo.viaの機能についてお聞かせください。

「当院のPET・CT検査は、装置2台で1日最大19件、土曜日も半日で7件は収集していますので、これまでは全件を手動で表示させ、位置合わせをしてと、読影準備だけで大変なわずらわしさを感じていました。これがsyngo.via の自動レイアウト機能でクリアできました。
syngo.viaでは、決めておいた設定に従って画像をレイアウトしたとき、濃度や位置座標の信頼性が高く、きちんと揃っています。追加で取り込んだ画像についても、もともと読影中のPET・CTと同スタディに2次生成画像としてセカンダリキャプチャを入れられますので、過去画像との比較時に非常に便利です。」(梶 センター長)

梶 智人 センター長

Q. 実際のPET・CT読影にsyngo.viaを使ったときの使用感、ご感想をお聞かせください。

「syngo.via 上でSUVを測れば、VOIを囲った時点で領域のサイズ(Volume)やSUVmax、SUVpeak、TLGなどの値が一度に表示できますので、必要に応じて診断に用いることもできます。これらの定量値は、核医学の分野にさらなる解析の深さと診断の幅広さをもたらすと思います。」(梶 センター長)


【インタビュー内容】

  • syngo.viaを選定された経緯をお聞かせください。
  • 放射線技師のお立場から、syngo.via の活用法をお聞かせください。
  • 複数の定量値を扱う際に、syngo.viaのどのような機能が役立つのでしょうか。
  • syngo.via の操作は、習得しやすいと思われますか。実際に短期間で習得できましたか。

など

【お話をおうかがいした先生】
社会福祉法人 函館厚生院 函館五稜郭病院
PETセンター
  梶 智人 センター長
放射線科
  木下 淳 診療放射線技師
 

<Siemens Future vol.34 P40-41抜粋/ 2017年11月13日取材>