高度な心臓カテーテル治療を支える、画質へのこだわり心臓血管センターに2台のバイプレーンシステム

2018-08-08

高度急性期病院として新たなスタートを切った北海道大野記念病院。Artis zee BC PUREとArtis zee BA PURE、2 台のバイプレーン心血管撮影装置が稼働し、活動の中核を担う心臓血管センターでは、エキスパートのCardiologist が高度なインターベンションに取り組んでいます。イメージクオリティを中心にお話をうかがいました。

山下 武廣 副院長 兼 心臓血管センター長

Q. 実際に使用されて、新装置の画質には満足されましたか。

「工場出荷設定の画質は私の満足のいくものではありませんでしたが、カスタマイズによって格段に画質が良くなりました。現在は非常に満足しています。」(山下先生)

山路 竹一 課長

Q. どのようなPUREのアプリケーションを使っていらっしゃいますか。

「アブレーションで、CT画像をライブ画像に重ね合わせて表示しています。ドクターからとても便利だという評価をいただいています。PUREではCT画像のレジストレーションを2 方向の透視だけで行えますから、被ばくも抑えられてよいと思います。」(山路技師)

山下 武廣 副院長 兼 心臓血管センター長

Q. 放射線技師のお立場で、新装置に期待していたことをお聞かせください。

「画質はもちろん被ばくも重要な問題です。新しい装置でどこまで被ばくを低減できるかにも期待していました。」(山路技師)

「以前の装置では撮影してもステントが見えにくいケースがありましたが、CLEARstent Liveを使うようになってからは、見えなくて困るという事態は非常に少なくなりました。多少胸の厚い患者さんでも、スパイダービューのような厳しい条件下で問題なくPCI ができますからね。」(山下先生)


【インタビュー内容】

  • 新病院を開設するにあたり、最も重視した目標をお聞かせください。
  • 血管撮影装置の選定に際し、どのようなポイントを重視されましたか。
  • Cardiologistとして注目している技術にはどのようなものがありますか。
  • 将来のビジョンをお聞かせください。

など

【お話をおうかがいした先生】
社会医療法人 孝仁会 北海道大野記念病院
  大野 猛三 院長
  山下 武廣 副院長 兼 心臓血管センター長
画像診断部
  山路 竹一 課長

<Siemens Future vol.34 P16-18抜粋/ 2017年11月30日取材>