PETサマーセミナー2018 in 山口湯田温泉 レポート

2018-09-19

PETサマーセミナー2018 in 山口湯田温泉が、山口県湯田温泉のホテルかめ福にて8月24日(金)から26日(日)に開催されました。Siemens Healthineersが共催した2つのセミナーにも多くの方々にご来場いただきました。

 

初日に開催されたユーザーズミーティングでは、総合司会に京都府立医科大学大学院 放射線診断治療学講座 教授 玉木 長良 先生をお迎えし、活発な議論が交わされました。Siemens Healthineersからの情報提供として撮像時間の延長が不要なPET呼吸同期「OncoFreeze」、「FlowMotion」に対するFAQを行いました。

「OncoFreeze」は現行の呼吸同期撮像である、HD・Chestでは振幅法による再構成によって、呼吸のベースライン変動によらない画像の取得が可能でした。しかし、動きのある位相のデータを除外して再構成するため、カウントを得るために撮像時間の延長が必要となります。新しい呼吸同期法である「OncoFreeze」は、動態解析技術であるMass Preserving Optical Flow(MPOF)から導かれた関数により、動きを考慮した全位相のデータを活用したRawデータベースの再構成を行います。これにより、検査中の全てのカウントを有効活用でき、Static撮像と同等の撮像時間で呼吸によるアーチファクトを抑制した画像が得られるというものです。総合司会の玉木先生からは「呼吸同期撮像のルーチン化がより進むのでは」とのコメントをいただきました。
 

ミーティングの後半は、宮崎大学医学部 病態解析医学講座 放射線医学分野 水谷 陽一 先生、函館五稜郭病院 放射線科 小山内 幸次 先生、京都府立医科大学大学院 放射線診断治療学講座 西村 元喜 先生の3施設より、「FlowMoiton」などの機能を使って撮像した、ご施設での症例を交えご講演いただきました。

宮崎大学 水谷 先生からは「Continuous Bed Motion(CBM)を用いた撮影」と題して、WholeBodyDynamicの収集をしておくことで遅延像なしで腸管の集積の動きを確認できる可能性を、五稜郭病院 小山内 先生からは「Biograph Horizon Flow Editionの使用経験」と題して、WholeBodyDynamicの収集をしておけば途中で患者様が動いてしまった場合でも撮影が終了しているデータを加算することで、検査の不成立を防ぐことができるという点を、京都府立医科大学大学院 放射線診断治療学講座 西村 元喜 先生からはWholeBodyDynamicの収集の有用性以外にも、512×512マトリクスの高分解能画像を作成できることの有用性、CT金属アーチファクト除去iMAR画像の有用性をお示しいただきました。
その他、Siemens HealthineersのPETCT装置の質問も多くいただき、活発な質疑応答も行われ、ユーザーの先生方にとって非常に関心の高いユーザーミーティングとなりました。

2日目のランチョンセミナーでは、会場はお弁当が追加されるほどの大盛況でした。座長に日本医科大学附属病院 院長 汲田 伸一郎 先生をお招きし、順天堂大学医学部附属順天堂医院 放射線科 教授 村上 康二 先生にFlowMotionでの全身収集を利用した「ホールボディダイナミックPETの基礎と臨床」と題してご講演いただきました。
村上先生からは、FlowMotionを利用し今まで行ってきたWholeBodyDynamicで収集したデータの実験内容、結果が示され、WholeBodyDynamicのRawデータの加算ができる点の有用点など、そして今後のFlowMotion対する期待も含めてご講演をいただきました。

最後にこの場をお借りしまして、ご参加いただきました方々に社員一同お礼申し上げます。


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