Sceniumシニアム - SPECT線条体解析ソフトウェア

Scenium(シニアム)は、SPECT線条体専用の解析ソフトウェアです。123I-イオフルパン(123I-FP-CIT)による検査画像に対し、線条体における特異的集積を解析を行います。撮像されたSPECT画像を3次元SPECT標準脳データと位置合わせを行い、次の2つの処理を自動的に実施します。

Software for SPECT
  1. SPECT データの視覚的評価をするために、線条体を中心に位置合わせを行い、厚さ12mm の断層像を標準化されたカラーテーブルを使用して表示*1
  2. 取り込み比(DVR: Distribution Volume Ratio)を線条体全体、尾状核、被殻において計算。

 

解析のワークフロー

SPECT 画像参照(解剖学的画像とのフュージョン)

SPECT 画像参照(解剖学的画像とのフュージョン)

オリジナル画像表示ページ
CTあるいはMR画像があれば、相互の位置合わせが実施できます。SPECT のみでも処理が可能です。

正常テンプレートと自動位置合わせ

正常テンプレートと自動位置合わせ

テンプレートとの位置合わせにより、全体的な脳形状と傾きを補正。解剖学的方向への整合処理も実施されます。

自動解析結果表示

自動解析結果表示

線条体のオートROIは、高集積部位に基づいて定義することにより、個人の解剖学的差異が考慮されます。またROI は手動で平行移動・回転が可能。自動設定後の微調整にも対応します。さらにROI の移動、変形するとリアルタイムに対応し、再計算し結果を表示します。

 

解析結果

  • 尾状核、被殻、線条体を関心領域とし、選択した参照領域に対する関心領域の集積比を算出
  • 非対称性の計算式は、200 x abs(DVRLeft-DVRRight)/(DVRLeft + DVRRight)
  • DVRと非対称性は、線条体領域のVoxelsの輝度の高い75%の平均値を用いて計算

Normalization Region Cerebellum (AAL)

対応製品

Siemens HealthineersのガンマカメラおよびSPECT・CT

ハードウエアや構成内容などの条件があります。詳しくは弊社担当者までお問い合わせください。

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