Biograph Horison 外観写真

Biograph HorizonPET/CTの次元を変える新しい融合

Biograph Horizonは、4.0×4.0mmの小さなLSOクリスタルを使用して 高分解能画像を提供し、病変の検出性を向上させる真のTOFを提供します。 Biograph Horizon with AIDANは、患者さまやユーザーの体験を向上させ、 迅速で再現性の高いワークフローで臨床をサポートし、 より多くの患者さまに高い水準の医療を提供することができます。

特長

Hi-Rez LSO

LSOクリスタルは残光が非常に短く、次々と入射してくる消滅放射線を分別できる効率の良いクリスタルです。この発光特性を活かすことで、同時計数時間を短く(4.1 nsec)設定することができ、ランダムノイズを大幅に低減しました。クリスタルサイズは空間分解能に最も関連するパラメータの1つです。Biograph Horizon では、クリスタルカッティングデザインを従来の6.4 x 6.4 mm から4.0 x 4.0 mm と細分化することで空間分解能を向上しました。

TOF

TOF (Time of Flight) 法は、個々のγ線検出時に起こる時間差を565 psec (NEMA 2018) の時間分解能から測定します。この時間差情報を利用して、各LOR上のγ線発生位置を求めることができます。TOFによりバックグラウンドノイズを低減することで画像コントラストを向上し、精度の高い画像を提供します。TOFにより位置情報が追加されることで測定精度が向上し、PET装置の実効的な感度が増大します。

Siemens PETCT scanner technology foundation infographic

PET 画像の高分解能化には、Raw データレベルでの高分解能収集に加え、高いマトリクスでの画像再構成が重要となります。Siemens Healthineersは、Isotropic( 等方性)を実現する4.0×4.0 mm LSO クリスタルを使用したデータ収集と、CTやMRIと同じ512 x 512 マトリクスの画像再構成を実現しました。

BiographVision, Tenderness

SAFIRE は、RawデータベースのCT逐次近似再構成アルゴリズムで、画質を落とすことなく、CT検査の被ばく線量を最大60%低減することが可能です。15枚/秒の高速画像再構成処理が可能で、ルーチン検査に利用できます。

iMAR

Data courtesy of Kagoshima City Hospital, Japan

PET/CT検査の読影では、PET画像よりもCT画像の読影に苦労されているケースも見受けられます。またPETの画像再構成における補正はCTの情報を使用します。CT装置で普及している金属アーチファクトへの対応も重要な要素の1つです。iMARは金属により失われたジオメトリー情報とCT値を高い精度で復元することが可能です。また、対象とする金属やアーチファクトの種類、撮影部位に応じて、最適化された8種類の低減アルゴリズムを選択でき、 さまざまな臨床条件に対応することができます。

* はオプションです

バイオグラフ ホライズン 認証番号:227ADBZX00164000