臓器の線維化を探る

シーメンス サイエンティフィック インフォメーション No.25

2016-12-01

東海大学大学院医学研究科 マトリックス医学生物学センター
センター長・教授 稲垣 豊 先生

  

近年、いろいろな疾患領域において「線維症」、「線維化」という言葉を耳にする機会が増えてきました。たとえば高血圧症や糖尿病といった疾患名に比べると、「線維症」、「線維化」という状態をイメージすることは必ずしも容易ではありません。

線維化の代表的な例として「肝硬変」があります。言葉の通り、「肝硬変」は肝臓が線維化を起こすことにより硬くなり、本来の機能を十分に果たせなくなる病気です。
 

本誌では、全身の臓器に見られる「線維症」とはどのような病態か、またその診断・治療を行う際にどのようなことが問題になっているのかについて、わかりやすく概説して頂きました。


目次

  1. 臓器線維症の成因と病態
    1) 細胞外マトリックスとはどのような物質か
    2) 臓器線維症とはどのような病態か
    3) 今なぜ、線維化研究が注目されているのか
  2. 臓器線維症の診断と治療
    1) 全身臓器に見られる線維症の共通性
    2) 線維化をどのように診断するか
    3) 線維症治療の開発に必要な要因は何か

 

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