アレルギー診断のフローチャート

適切な食物除去は正しい診断から

乳児の食物アレルギーは、乳児アトピー性皮膚炎と合併して発症することが多く、症状から早期に診断することの難しい病気です。スキンケアやステロイド外用剤による治療にも関わらず、顔や頭にかゆみの強い湿疹が長く続いた場合には食物アレルギーの合併を疑います。また、食物アレルギー治療の基本は必要最小限の食物除去です。過剰な食物除去は栄養不足を招き、成長障害を引き起こすことになりますので、適切な診断、治療が必要です。


食物アレルギー診断のフローチャート(食物アレルギーの関与する乳児アトピー性皮膚炎)

 

  • 注1:スキンケアに関して
    スキンケアは皮膚の清潔と保湿が基本であり、詳細は「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2009」などを参照する。
  • 注2:薬物療法に関して
    薬物療法の中心はステロイド外用薬であり、その使用方法については「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2009」などを参照する。
    非ステロイド系外用薬は接触皮膚炎を惹起することがあるので注意する。
  • 注3:生後6 ヶ月未満の乳児では血中抗原特異的IgE抗体は陰性になる確率が高いので、プリックテストも有用である。

食物アレルギー診断のフローチャート(即時型症状)

 

厚生労働科学研究班による食物アレルギーの診療の手引き2011

(研究代表者 海老澤 元宏)
 

 

※学童期以降発症の即時型症例は一般的に耐性を獲得する頻度は低い。

* シーメンス・イムライズ アラスタットIgEⅡ